学校等における「法教育」の普及、教育関係者と弁護士との協働関係を築くこと等を目的に設置された委員会です。
法教育委員会は、学校等における「法教育」の普及・推進や、教師など教育関係者と弁護士との協働関係を築くこと等を目的に設置された委員会です。
「法教育」は、実社会の法や司法制度をただ知識として教えるものではありません。個人の尊重と平等、自由と責任、正義など法の基礎にある原理についての理解と応用を通じて、自ら考え、正義や公平などの普遍的な価値に基づいてルールを作り、あるいは利用することによって自分たちで問題を解決しようとする力や態度を養ってもらうことが目的です。
法やルールが自分たちを守るために自分たちで作るものであることを理解し、自分の頭で考え、人の意見を十分に聞いて、正義や公平等の価値に基づいて問題の解決を図ること。今後の社会を担う子どもたちにこのような考え方や姿勢を早くから学んでもらうことはきわめて重要なことです。弁護士会としてもそのためのお手伝いができればと考えています。
そのため法教育委員会では、学校等の要請に応じて弁護士が学校に出向く「出張授業」を行うことを企画すると共に、法教育授業の実践に向けた教師など教育関係者との意見交換や協働関係の構築に向けた活動をしています。中学生・高校生・大学生等を対象とした、「ジュニアロースクール」の開催、高校生模擬裁判選手権の支援、大学における講義、裁判傍聴への協力なども行っています。
2013年度から、小・中学生を対象に、「いじめ予防出前授業」を始めました。
いじめが取り返しのつかない結果につながること、いじめられる側の心情、傍観者の行動の重要性などを具体的な事例、わかりやすいたとえを用いながら生徒に伝えています。現在、奈良県全域で実施しています。詳しい内容は以下のチラシをご覧いただき、お申込みをご希望の方は、当会事務局までお問い合わせください。